全身歯科治療への経緯 04
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臨床検査技師(国家資格)を辞めて歯科医師へ転職した内藤先生。
歯と身体の関係を考慮した診療の方向性が一致し、当院で副院長として勤めていただきました。
内藤先生は元々、臨床検査技師(国家資格)として働いていました。
北里大学の特待生で首席で卒業し、国立病院(現在国立病院機構)の研究検査科で働いていた内藤先生でしたが、いくつかの著書をきっかけに自分の人生について立ち止まって考えるようになったと言います。
その中で、藤井佳郎先生の著書「歯科からの医療革命」に出会い、歯科医療の重要性に驚き感銘を受けた内藤先生は、歯科医師へと転職する決意をしました。
国立新潟大学歯学部へ特待生で編入学した内藤先生は卒業後、藤井先生の近くで学ぶため、卒直後の研修先として神戸市の病院口腔外科へ選び、わざわざ新潟から神戸へと移ってきました。
たまたま、私が神戸、元町の藤井先生の診療所にお邪魔した時に、勉強に来ていた内藤先生と出逢いました。
転職までして藤井先生の治療を学ぶために関西(神戸)に移ってきた内藤先生でしたが、藤井先生のところには当時診療台が1台しかなかったこと、また歯と全身の治療を行っている歯科医院は他にあまりないことから、当医院で働いてもらうことになりました。
私はもともと勤務医を雇うつもりがありませんでしたが、わざわざ道を変えてまできた熱意ある内藤先生と師匠の藤井先生を通し出会ったことに大きな縁を感じ、一緒に診療を行っていくことに決めました。
臨床検査技師でもある内藤先生が来てくれることになってから当院の臨床検査も充実しました。
歯科医療は、歯しか診ない歯科治療(昔)から、歯だけではなく口全体を診る歯科治療(現在)へ、そしてさらに全身と口・歯を診る治療へと変わっていく必要があると考えています。
このような経緯で、歯科医療の方向性が一致した内藤先生との診療がスタートしました。