全身歯科治療への経緯 19
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歯と全身について私が今まで勉強したり、
教わってきたことや経験してきたことの多くが
この本には総合的にまとめて書かれている。
日本では少数派の「身体の健康を見据えた歯科医療」ですが、海外では同じような歯科治療を行っている歯科医師がいて書籍まで出ています。
日本では医科と歯科が大学教育で分離して教育されているため、医科と歯科の間には大きな垣根があります。
保険診療での診療もその流れを汲んでいるために、医科と歯科の間には大きな垣根が存在します。
細菌(虫歯菌・歯周病菌)の徹底的除去が治療と予防の根本です。間違った歯石除去は虫歯や歯周病が治らないばかりか、むしろ菌が全身に波及して血管や身体にダメージを与えます。
金属や樹脂などの歯科材料が全身に悪影響を及ぼすことも確認されています。
「歯科領域」が全身の健康へと影響を及ぼすのです。
風邪やケガなどには今の現代医学(歯科領域をあまり考慮しない)は有効です。
しかし、様々な検査をするも原因不明の症状や病気は慢性疾患となり、症状を抑え込む対症療法を受け続けていくことになります。
EAVを開発したドイツの著名な医師 Dr.フォルの言うように「慢性疾患の8割が歯科と関連している」としたら、歯科領域を考慮しないと原因不明となり、生涯、対症療法を受け続けることになります
原因が不明で根本的に治らずに症状や疾患を抑え込む対症療法を保険診療で続けていくと、3割負担でも継続すると大きな金額となり、7割を負担する国の財政も圧迫します。保険制度が崩壊すると、多くの人は対症療法を続けられません。
対症療法は症状や病気が根本から治ることが無いばかりか、さらに進行(悪化)する可能性もあります。
今、原因を追究する真の医療が
求められている