金属歯科材料によるガルバニー電流の影響
小さい頃にアルミ箔やスプーンを咬んだときに、いやな感触を経験したことはありませんか?
このときのいやな感触は、実は電流によるもの。
同様に金属歯科材料が口腔内にある場合は口の中に電流が起こり、
頭痛や肩こりの原因になることがあります。
この電流はガルバニー電流と呼ばれ、体にいろいろな異常を起こすことで知られています。
人の体には微弱な電流が流れており、脳はこの微弱な電流によって全身をコントロールしています。
ガルバニー電流が発生すると、脳からの指令が混乱してしまいます。ちょうど、精密機械が妨害電波で誤作動する現象とよく似ています。
その結果、体の痛み、疲れ、不眠、イライラといった様々な神経症状を引き起こしますが、ほとんどの方はガルバニー電流が原因と気付かないまま、自律神経失調症や更年期障害と診断され、不快な症状が続くことになります。
口の中の金属は帯電しやすく、ガルバニー電流という微弱電流を生じて、脳活動を混乱させたり頭痛や関節痛を増悪させたりします。
また、身体の疲れや不眠なども引き起こし、老化につながります。
心電図も筋電図も身体に流れる微弱な電流を測定して心臓と筋肉の状態を調べます。脳波も微弱な電流を測定しています。
脳と心臓は脳死、心停止といった生きるか死ぬかを判定する重要な臓器です。その脳と心臓の真ん中にある口腔内の歯に詰められた歯科金属が電流を発生しているとしたら、重要な脳と心臓に悪影響を及ぼします。ドイツでは3μA、89mV以上が人体に有害とされています。
当院では、ガルバニー電流を計測・治療できる
オーラルテクター・ゼロテクターという計測機を導入しています。
オーラルテクターは、口の中に入っている金属が発する電流の数値を測定し、原因の特定ができるほか、電流をその場で除去することができます。歯に溜まったガルバニー電流を放電することにより症状が改善すれば、原因不明の症状の原因がガルバニー電流であったことがわかります。
最近、体の痛み、疲れ、不眠、イライラといった様々な神経症状でお悩みの方はもしかしたら、金属歯科材料が引き起こした電流のせいかもしれません。心当たりがある方は一度当院までご相談ください。