全身歯科治療への経緯 15
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ホリスティックな歯科医院を見学、アマルガムの怖さ、
歯科金属の害、対処法などを教わる。
ハワイのホリスティックな考え方の審美歯科医院に、ジルコニアによるセラミックス治療の見学に行ってきました。
日本でジルコニアが薬事認可された約2年後に、日本とは桁違いにジルコニアの臨床例の多いハワイ ホノルルのアルトン藤井先生(日系3世)の診療所に行ってきました。
アルトン藤井先生のクリニックはホノルルのワイキキビーチの近くのアラモアナにあります。
ジルコニアは日本が導入する約3年前からアメリカでは既に認可が降りています。
たった3年の違い、と思われるかもしれませんが、保険診療中心の日本との3年の開きは、単なる「3年」という時間以上に大きな差を感じました。
殆どがジルコニアによるノンメタルのオールセラミックスによる治療をしているそうです。
藤井先生の先祖(おじいさんの代)は山口県出身ですが、 ご自身は日本語は全く話せず、現在日本語を勉強されています。
藤井先生はユーモアにあふれ常にジョークを口ずさみながら、患者様や私たちに接して下さいます。
外科医と歯科医はお箸を使う国のドクターが手先が器用でいいといいますが、藤井先生は勿論よく勉強もなさっていますが東洋人の手先の器用さがアメリカの保険外治療中心の医療制度の中で活かされていて、そして人柄も兼ね備えていて患者さんからの信頼も厚く、まさに名医でした。
ハワイの藤井先生も、私と同じようにアマルガムを始め毒性金属に対して厳重に対策されていました。アマルガムが除去時に水銀用防毒マスクを付けなければダメですと実際に装着して下さいました。日本は、アマルガムに対して無防備すぎます。
藤井先生も当院と同様、アマルガム専用口腔外バキュームを使っていました。 さらに藤井先生は、定期的に血液検査をし、アマルガムによる血中水銀濃度を調べているそうです。
診療所で発生する水銀蒸気にも注意されています。